らんこです。
プチ贅沢を。と、映画「娼年」を観てきました。
石田依良さんの小説「娼年」「逝年」をもとに、2016年に三浦大輔さんにによって舞台化され、さらには映画化された作品です。
「普段、人が隠すことを堂々と表現する」(つまりは性的なこと)ということでかなり話題になっていたようで、私も知人を通してこの作品のことを知ったのを覚えています。
そして、内地での公演だったため観に行く予定が立たず。観てきた人のレポをネットで読んで「あぁ、観てみたかったなぁ」と思っていたのですが…
その衝撃作が映画化されたというじゃありませんか。ビックリです。
沖縄での上映はないかなーと思っていたのですが、5/25(金)~、スターシアターズ系のシネマライカムで上映が始まったとの連絡が知人より入りまして、ドキドキしながら観に行ったわけでございます。なんせ【R18】指定ですからね。
平日の夜に行ったので割と人も少なく観やすい環境でしたが、ひとつ席を空けて両隣に人が座っていたので、なぜだかとても緊張してしまいました。
これから観に行く人もいるかもしれないので詳細は書かないでおきますが、らんことしては「いい映画」だったな。という感想でございます。
性的描写を妥協していないとは聞いていたのですが、かなり攻めた映像でして凄かったといえばすごかったのですが、みなさん堂々としていらっしゃったので「エロス」というより「作品」として観ることができました。
そして、松坂桃李さん演じる主人公のリョウの心情に沿った描かれ方をしていたので、感情移入もしやすく、また、登場してくるリョウのお客さんたちの秘めたる欲望のバラエティに富んだ内容も楽しむことができました。
途中、笑うしかないじゃないか!と感じるシーンがあったのですが、私以外に笑いたそうな人がいなかったので笑うことは控えました。同じ感覚になった人はいたんんだろうか?ある種、ファンタジーさも感じる映画でした。
個人的にはもっともっと出てくる登場人物ひとりひとりの人生を観たかったのですが、119分という限られた時間ではそこまで描き切ることは難しいですよね、少し物足りなく感じたところもありましたが…
総じてとても素敵な作品だな。と思いましたとさ!
これから観に行く皆さんもぜひ、楽しんでいらして下さいね!
らんこ